IMFトップ候補に世銀CEO ブルガリア出身

2019/8/3 6:15 (2019/8/3 9:57更新)
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世界銀行のゲオルギエワ最高経営責任者(CEO)=ロイター

世界銀行のゲオルギエワ最高経営責任者(CEO)=ロイター

【ブリュッセル=竹内康雄】欧州連合(EU)は2日、国際通貨基金(IMF)の次期専務理事候補にブルガリア出身のクリスタリーナ・ゲオルギエワ世界銀行最高経営責任者(CEO、65)を擁立することで合意した。IMFトップの専務理事は欧州出身者が就くのが慣例で、同氏が最有力候補となる。IMFは候補を募った上で10月初旬にも決定する見通し。

就任すれば、欧州中央銀行(ECB)の次期総裁に内定しているラガルド専務理事に続く女性トップとなる。保護主義的な動きが強まる中で、減速感が鮮明になりつつある世界経済の立て直しにあたることになる。

世銀総裁を米出身者が占める一方、IMF専務理事は欧州出身者が独占してきた。ただ、ラガルド氏の前任のストロスカーン氏(仏出身)は性的暴行スキャンダルで辞任した。ラガルド氏(同)も任期途中での辞任となり、欧州外から反発が出る可能性もある。

他の候補にはオランダ出身のデイセルブルム元財務相、フィンランドのレーン中銀総裁、スペインのカルビニョ経済・企業相らの名前が挙がっていた。電子メールによる多数決で絞り込み、最後にゲオルギエワ氏とデイセルブルム氏が残った。

その上で人口比を考慮した特定多数決を行い、ゲオルギエワ氏が優勢となったが、選出に十分な票には届かなかった。デイセルブルム氏はドイツなどが推したが、南欧諸国が反発した。最終的にデイセルブルム氏がツイッターで「敗北宣言」し、ゲオルギエワ氏に決まった。

EU外では、インド準備銀行(中央銀行)のラジャン元総裁を推す動きがある。

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