EU、米産牛肉に無関税枠 トランプ氏「大勝利」

2019/8/3 5:33
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【ワシントン=鳳山太成】トランプ米政権は2日、欧州連合(EU)が米国産牛肉に対して無関税の輸入枠を設けることで合意したと発表した。EUの輸入規制を巡る米欧の長年の争いが決着した。トランプ大統領は支持基盤の畜産農家に向け、EUへの牛肉輸出が今後7年で90%増えるとアピールした。日本にも牛肉の市場開放へ要求を強めそうだ。

2日、ホワイトハウスでEUとの合意内容を発表するトランプ氏(中)=AP

米通商代表部(USTR)によると、EUがまず年2億2千万ドル(約230億円)分の輸入に相当する無関税枠を設ける。7年後に4億2千万ドル相当に拡大する。一方、米国はEUに1億5千万ドル相当の枠を設ける。

トランプ氏はホワイトハウスで開いた署名式で「米国の畜産農家と欧州の消費者にとって大勝利だ」と成果を誇示した。

米国は2016年、牛肉に成長促進ホルモン剤を使うのを禁じたEUの規制を不当だとして制裁も視野に調査を始め、EUと協議を重ねてきた。世界貿易機関(WTO)で長年係争が続き、WTOの紛争解決機関は米国の主張を支持していた。EUが7月に合意案を受け入れ、欧州議会が今秋にも承認して発効する。

今回の合意は米欧関係の改善につながる。ただ自動車や航空機、デジタル課税など幅広い問題で摩擦を抱えている。

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