英中銀総裁、合意なき離脱なら「即座にショック」

英EU離脱
2019/8/3 3:41
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【ロンドン=篠崎健太】英イングランド銀行(中央銀行)のカーニー総裁は2日の英BBCラジオ番組で、英国が欧州連合(EU)から条件合意のない離脱になれば「英経済は即座にショックを受ける」と述べた。「合意に至らない著しい可能性がある。だから備えることが重要だ」とも語り、離脱期限の10月末に向けた強い懸念を示した。

金融政策について説明するカーニー英イングランド銀行総裁(1日、ロンドン)=ロイター

合意のない離脱になれば、英国はEUの単一市場と関税同盟から切り離され、EUとの貿易に関税が生じるなど経済活動が混乱しかねない。カーニー総裁は「貿易のルールが根本的に変わる」と強調した。大きな影響を受けうる業種として自動車や化学などを挙げ、企業が利益を出しにくい国になる恐れを警告した。

イングランド銀は1日に金融政策の据え置きを発表し、円滑なEU離脱の実現を前提に「緩やかかつ限定的な利上げ」を続ける方針も維持した。カーニー総裁は2日の番組で「経済を支えるためにできることは何でもするつもりだ」と述べ、EU離脱の行方を注視する方針を重ねて示した。

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