米、上期の対中貿易13.7%減 メキシコが最大相手国に

2019/8/2 22:43
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【ワシントン=鳳山太成】米商務省が2日発表した6月の貿易統計(通関ベース)によると、2019年上期(1~6月期)の対中国のモノの貿易赤字は1670億4400万ドル(約18兆円)で前年同期比10.1%減った。米中貿易戦争の影響で輸出と輸入を合わせた対中貿易額は13.7%縮小し、米国にとって最大の貿易相手国は中国からメキシコに代わった。

米国の最大貿易相手は中国からメキシコに代わった(カリフォルニア州の倉庫)=ロイター

対中貿易額は2710億ドルで国別で3位だった。トランプ米政権が18年7月以降に課した制裁関税の影響で輸入が12%減った。産業機械や電子部品などが落ち込んでいる。米国産大豆などを対象とした中国の報復関税を受け、輸出も19%減と大きく落ち込んだ。

米国の最大の貿易相手国は長年カナダだったが、18年上期に輸入増を受けて対中貿易額はカナダを抜いて国別で首位になっていた。トランプ米大統領は1日、対中制裁関税を拡大する方針を示した。米中貿易の縮小が続く公算が大きい。

一方、貿易額が拡大したのがメキシコだ。19年上期は3089億ドルと3%増えた。企業が対中関税を避けるため電子部品などを代わりに調達する相手国となり、輸入が伸びた影響が大きい。

対カナダの貿易額は2%減って2位となった。米国が鉄鋼やアルミに課した関税の影響で輸入が落ち込んだ。対日本の貿易額は3%増えた。

米国の全体の貿易赤字は4117億ドルで3%増えた。対日赤字は360億ドルで5%拡大した。日米両政府は1~2日に閣僚級の貿易協議を開いている。米政権が対日赤字の削減要求を一段と強めそうだ。

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