2019年9月16日(月)

米携帯スプリント、4~6月期も赤字 契約者が流出

2019/8/2 22:23
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【ニューヨーク=清水石珠実】ソフトバンクグループ傘下で米携帯4位のスプリントが2日発表した2019年4~6月期決算は、最終損益が1億1100万ドル(約118億円)の赤字(前年同期は1億7600万ドルの黒字)となった。赤字は3四半期連続。携帯電話の契約者数の減少や販売コストの増加などが響いた。売上高は前年同期比ほぼ横ばいの81億4200万ドルだった。

ソフトバンクグループ傘下で米携帯4位のスプリントは、3位Tモバイルとの経営統合に向けて最終調整を続ける=AP

携帯電話の契約件数(プリペイド除く)は12万8千件の純減となった。価格や追加サービスなどで他社と差別化できる要素に乏しく、契約者が流出した。米携帯上位4社のうち純減となったのはスプリントだけだった。

1株あたりの最終損益は0.03ドルの赤字で、市場予想と同水準だった。売上高は市場予想(80億ドル程度)をやや上回った。

スプリントは2018年4月、同3位TモバイルUSと合併で合意したと発表し、米当局からの承認獲得を目指してきた。今年7月末、米司法省がプリペイド事業や周波数帯の一部売却を条件に、2社の合併を承認。もう1つの監督機関である米連邦通信委員会(FCC)も近いうちに正式承認する意向を示している。

4~6月期の決算発表資料のなかで、スプリントのミシェル・コンブ最高経営責任者(CEO)は「依然として、Tモバイルとの合併がスプリントの顧客や従業員、株主や業界にとって最善の結果をもたらすと信じている」とコメントした。

連邦政府の監督機関からの承認獲得はメドがついたが、地方自治体との折衝が残っている。6月、ニューヨーク州などが合併阻止を求めて提訴。8月、原告にテキサス州が加わり、Tモバイルとスプリントの合併に反対する自治体の数は15となった。ロイター通信は1日、公判開始日が10月7日から12月9日に延期されたと報じた。2社は訴訟リスクを抱えたまま合併手続きは進めず、訴訟の終結を優先する意向を示している。

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