愛知県の国際芸術祭 名古屋市長、少女像の展示中止を要請

2019/8/2 20:52
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名古屋市などで開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の展示物を巡り、波紋が広がっている。従軍慰安婦を象徴する「平和の少女像」などの展示物について、同市の河村たかし市長は2日、展示中止などを求める抗議文を大村秀章愛知県知事あてに提出したと明らかにした。

記者の質問に答える名古屋市の河村市長(2日、名古屋市役所)

記者会見する津田大介氏(2日、名古屋市東区)

河村市長は「公金を使って堂々と出し、日本国民の心を著しく傷つける」と述べた。その上で「行政の立場を超えた展示が行われていることに厳重に抗議する」との文書を提出したという。大村知事は「事実関係を確認した上で、コメントさせていただく」との文書を出し、具体的な検討状況は明かさなかった。

芸術祭の芸術監督を務める津田大介さんも会見し、「(作品は)表現の自由の議論のきっかけにしたいということが趣旨」と述べた。事務局に脅迫ともとれる抗議電話などが殺到しているとし「来場者や職員の安全が危ぶまれる状況が続くなら展示の変更も含め検討する」と述べた。

芸術祭は2010年から3年に1度開かれており、今回が4回目。実行委は県や市、経済団体などで構成し、会長を大村知事、会長代行を河村市長が務める。少女像などは国内の美術館で既に公開中止などになった作品を集めた企画の中で展示された。

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