日本コカ、顧客絞った「スモールマス」飲料開発

2019/8/2 19:32
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日本コカ・コーラは新興企業のI-ne(アイエヌイー、大阪市)と、客層を絞り込んだ清涼飲料の販売や開発に乗りだす。日本コカはアイエヌイーがもつ商品開発のノウハウをいかし、年齢や性別を絞った「スモールマス商品」を強化する。

アイエヌイーが7月1日に新会社のエンディアン(大阪市)を設立し、日本コカが8月、出資する契約を結ぶ。新会社はまず、アイエヌイーが既に売り出している缶入り清涼飲料「チルアウト」の販売事業を今秋に譲り受ける。同飲料はストレス軽減などが期待できる成分を含み「ビジネスパーソンに安らぎを促す」とする客層を絞ったマーケティングが特徴だ。

アイエヌイーが持つスモールマスのノウハウを融合させた新たな清涼飲料も開発する方針。具体的には今後詰めるが、チルアウトのように特徴を前面に出し一定の客層に訴求するとみられる。

アイエヌイーはネット通販を中心に売り出したシャンプー「ボタニスト」で特定の客層から高い支持を集めてヒットさせるなど、スモールマスのノウハウに強みを持つ。

大手消費財メーカーは大量生産で平均的な大多数の消費者に売り込むマスマーケティングに軸足を置いてきた。だが、近年はSNS(交流サイト)の普及やネット通販の広がりで嗜好に合わせた商品開発が新たな潮流だ。花王もスモールマスを意識した商品を発売するなど大手が動き始めている。

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