大阪メトロ、なにわ筋線開業で「100億円減収も」
2031年春に開業予定の新線「なにわ筋線」を巡り、路線が競合する大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は2日、地下鉄御堂筋線や四つ橋線を中心に「(年間で)100億円近い減収影響が出る可能性がある」と明らかにした。大阪市議会との会合で見解を示した。
一方で駅の改装や沿線の再開発で路線の付加価値を高め、マイナス影響を抑える意向も示した。なにわ筋線は大阪市中心部を南北に結ぶ新線で、運行するJR西日本や南海電気鉄道などが計画を申請、国土交通省が7月に事業を許可している。