2019年9月19日(木)

空飛ぶクルマで協定 福島県と三重県、民間開発を支援

2019/8/2 17:59
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福島県と三重県が連携し、電動・自動で垂直に離陸して移動する「空飛ぶクルマ」の民間開発を支援する。福島県が技術研究や試験飛行の拠点を整備し、三重県が実証実験に最適な離島や山間部の飛行コースを提供する。切れ目のない支援体制で企業や事業者を誘致し、ものづくりや新サービスの創出につなげる。

空飛ぶクルマの実現に向け協定を結んだ鈴木三重県知事(左)と内堀福島県知事(2日、東京都港区)

空飛ぶクルマの実現に向け協定を結んだ鈴木三重県知事(左)と内堀福島県知事(2日、東京都港区)

両県は2日、東京都内で協力協定を締結した。福島県の内堀雅雄知事は「東日本大震災の被災地再生の中核事業として大いに期待したい」と述べた。三重県の鈴木英敬知事は「県内の人口減少の課題解決が進むことになる。福島と一緒に未来をつくりたい」と語った。

空飛ぶクルマは、ドローン(小型無人機)や電気自動車(EV)の技術を応用。物流やインフラ点検、災害対応など幅広い分野での活躍が期待され、国は事業化の目標を2023年に掲げる。

東京都や愛知県、大阪府が自治体単独の構想を進める中、福島と三重の2県は役割分担による協働方式で支援する。

福島県側の拠点となる「福島ロボットテストフィールド」は南相馬市と浪江町にまたがる産官学のロボット開発施設だ。無人航空機向けとしては国内最大の試験エリアが順次完成する。国の補助金を活用し、まずはスタートアップの2社が空飛ぶクルマの実用化を急ぐ。

三重県側は、中山間地や離島の多い市町の協力を得て、実証実験向けの飛行コースの整備を進める。鈴木知事は「自動車の免許取得に例えれば、福島が自動車学校内の教習で、三重が路上教習の役割を果たすことになる。お互いの強みを生かした支援体制を構築したい」と話す。

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