千葉県の犬吠埼マリンパーク、再開に向け工事開始
2018年1月に閉館した千葉県銚子市の水族館「犬吠埼マリンパーク」は、営業再開に向けて補修工事を始めると発表した。早ければ5日から外壁や屋根、電気設備の補修など建物の工事に着手し、淡水魚や海水魚を展示する水族館として開業する。再開時期のめどは立っていない。

今回の工事では、バンドウイルカやフンボルトペンギンが展示されていた屋外施設は整備しない。現在もイルカやペンギンを飼育しており「どのような形で整備するのがいいか検討中」(平林弘充元社長)という。
運営会社の社長には3月28日付で、中国人の王静氏が就任した。直営していた建物内のレストランや売店は、専門業者に運営を委託し、水族館と同時期の開業をめざす。
水族館は1954年に市営施設として開業し、63年に民間に売却された。2011年の東日本大震災をきっかけとした来館者数の激減や施設の老朽化などから閉館したが、動物が残されていることを問題視する声が上がっていた。
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