製造業向けECのアペルザ、12億円を調達

2019/8/2 16:19
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製造業向けEC(電子商取引)のアペルザ(横浜市)はベンチャーキャピタル(VC)などから約12億円を調達した。同社は電子部品や工作機械など、工場で扱う間接資材の購買サイトを運営している。資金は4月に始めたクラウド上での顧客管理サービスの事業開発に充てる。

米資産運用大手フィデリティ系のエイトローズベンチャーズジャパン(東京・港)とSMBCベンチャーキャピタル、三菱UFJキャピタルが新たに株主となった。既存投資家のGMOベンチャーパートナーズとジャフコも追加で出資している。アペルザは日本政策金融公庫からの融資を合わせ、12億円を調達した。

4月から始めた「アペルザクラウド」はインターネット上でソフトウエアを提供するSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)で、産業機器などの営業活動を支援する。顧客との接点である営業メールの自動作成や購買につながったどうかの分析などが可能だ。

2020年1月までに社員数を現在の50人から100人に倍増させて、アペルザクラウドの顧客基盤の拡大を進める。

アペルザの石原誠社長はキーエンス出身で、製造技術のデータベース事業を運営した経験を持つ。19年6月期の売上高は4億円で、起業から3期連続で増収を達成している。

工場の自動化などで間接資材市場は24兆円を超える規模に成長しているとされる。石原社長は「アペルザクラウドを潜在顧客の掘り起こしなどに活用してほしい」と話している。

(矢野摂士)

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