千葉県の県債残高初めて減少 18年度決算

2019/8/2 16:08
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千葉県は2日、2018年度一般会計の決算見込みを発表した。借金にあたる県債残高は3兆679億円で17年度に比べて0.1%(43億円)減少した。県債残高がマイナスに転じたのは記録が残る1968年度以降、初めてという。大規模な庁舎の建て替えなどが一服し、新たな起債が減ったのが寄与した。

県債残高はリーマン・ショックや東日本大震災で景気が低迷した08~13年度、赤字地方債にあたる臨時財政対策債を中心に大きく増加した。07年度は2兆3075億円だったのが、17年度には3兆722億円と10年間で33%膨らんだ。

借金の膨張には18年度で一応の歯止めがかかった形だが、財政課の担当者は「今後は県有施設の老朽化対策など財政需要の増加が見込まれ、県債残高が今後も減り続けるとは言い切れない」と説明する。臨財債の発行額は国の財政運営に左右されることもあり、先行きは不透明だ。

18年度の県税収入は8251億円と前の年度に比べて1%増加し、過去最高を更新した。企業業績の回復で法人関係税収が好調だったほか、原油の国際価格が上昇し、輸入にかかる消費税が増えたのも影響した。一般会計の収支は79億円の黒字で、黒字幅は17年度に比べて16%増加した。

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