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アスクル社長の再任案否決 株主総会、ヤフーが反対

独立社外取締役3人も

(更新)

筆頭株主のヤフーと社長らの再任を巡って対立しているアスクルが2日、東京都内で株主総会を開いた。約45%を出資するヤフーが業績低迷を理由に岩田彰一郎社長と独立社外取締役3人の再任に反対し、4人の再任議案は否決された。アスクルは午後に新社長を決める。ヤフーとの対立が続くなか、新たな体制で業績回復をめざす。

株主総会では岩田社長のほか、独立社外取締役である戸田一雄氏、宮田秀明氏、斉藤惇氏の3人の再任議案が否決された。ヤフーのほか、約11%を出資する第2位株主のプラス(東京・港)が反対に回った。

アスクルは午後に取締役会を開き、後任社長を選任する。新体制ではヤフーとの対立をどう収束させるかが最大の課題となる。

両社の関係はヤフーが消費者向けネット通販サイト「LOHACO(ロハコ)」の事業譲渡を申し入れたことから急速に悪化した。アスクルはヤフーに資本・業務提携の解消を求めてきた。総会でヤフー取締役を兼務する小沢隆生社外取締役は「ロハコのリバイバルプランを最大限バックアップしたい。ロハコをヤフーに持って行くことはない」と話した。

アスクルはヤフーとの資本・業務提携契約には著しい契約違反があった場合には株式の売り渡しを請求できる権利が明記されているとも主張している。総会後にいったん矛を収めて両社が再び協調路線を歩む可能性がある一方で、アスクルが株式の売り渡し請求権を行使すれば、対立がさらに長引く可能性もある。

取締役再任を否決された岩田氏は総会後の取材で「決議は重く厳粛に受け止める。地位や立場に恋々とすることはない」と述べた。一方で「親子上場において少数株主の権利を守り、利益相反を防ぐ独立取締役を否認したことは非常に大きな事件だ」とし、親会社のヤフーと第2位株主のプラスが独立取締役3人の再任に反対したことを改めて問題視した。

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