製薬大手の4~6月、9社のうち5社で最終損益が悪化 提携効果で明暗
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1日出そろった製薬大手9社の2019年4~6月期の連結決算は、9社のうち5社で最終損益が悪化した。田辺三菱製薬や塩野義製薬は提携先の企業から受け取る契約金収入の減少が響いた。半面、小野薬品工業は医薬品の開発や販売に応じて受け取る収入増が寄与して増益だった。他社との提携の成否で明暗が分かれた格好だ。
一般に製薬会社は新薬の開発や販売などで他社と提携すると、新薬をその段階まで開発していた企業が一時金...
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