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米リフト社長「人々は車を所有しなくなる」

対談するリフトのジョン・ジマー共同創業者兼社長

楽天が開催中のイベント「楽天オプティミズム」で、米ライドシェア大手Lyft(リフト)の共同創業者兼社長のジョン・ジマー氏が楽天会長兼社長の三木谷浩史氏との対談でモビリティーの未来について語った。

ジマー氏は現在の都市交通の課題について、「自動車の96%は駐車場に停止している。これはホテルの稼働率などと比べても非常に低い。にもかかわらず、米国では平均的な家庭で年間100万円以上のコストを自動車に費やしている」と指摘した。この現象を背景に、ライドシェアを始めた理由として「タクシーやリムジンの代替ではなく、人々の移動性を変えるために始めた」と語った。

現在進めている自動運転による送迎も「あくまでも選択肢の1つ」と語る。例えばバイクやほかのサービスも選択肢として使うことで、「地点Aから地点Bに移動するのに、シームレスで低コストな方法を提供する」と述べた。

こうしたインフラが整備されていけば、「人々は自動車を所有しなくなる。おそらく私の2人の娘は自動車を持たないだろう」と指摘。そういう時代になると、道路の設計が変わってくるという。「米ロサンゼルス市は駐車場が多くを占めているが、このスペースが開放される。道路も基本は歩行者のためのものになり、自動車は専用道路を通るなど、インフラのあり方が変わってくる」

日本で懸念される安全性についても、「ライドシェアはタクシーより安全」と主張する。その理由を、「タクシーはドライバーを選べない。リフトはドライバーのプロフィルがあって参照できるし、それまでの実績に基づくレーティングもある。安全でないというのは事実ではない」と語った。

三木谷氏は最後に「日本では政治的な動きもあってライドシェアが実現できていないが、海外でウーバーやリフトを使うと便利さに驚く。これは経験しないとわからないかもしれないが、すでに世界はそのように動いている」と語った。「より安全で便利な移動サービスを提供していくのが日本にはきわめて重要だ。5Gのネットワークを含めて挑戦していきたい」と締めくくった。

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