香港も10年半ぶりの利下げ、米に追随

2019/8/1 19:30
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【広州=川上尚志】香港の中央銀行にあたる金融管理局は1日、銀行向け貸し出しの基準金利を0.25%引き下げ、2.5%にしたと発表した。米連邦準備理事会(FRB)が7月31日に利下げに踏み切ったことに追随する。引き下げはFRB同様に2008年12月以来、10年半ぶりになる。

香港は2008年以来の利下げに踏み切った=ロイター

香港政府は香港ドルの対米ドル相場を一定の範囲に抑える制度を採用し、金融政策も米国と連動させている。香港金融管理局は1日の声明で「米国の政策金利の引き下げに準じる」と説明した。

香港経済は減速している。政府が7月31日に発表した4~6月期の実質域内総生産(GDP)の速報値は前年同期比0.6%増。約10年ぶりの低成長となった1~3月期と同じ水準だった。米中貿易摩擦を受けモノの輸出が落ち込み、個人消費支出も振るわなかった。

香港では中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案を巡り混乱が続き、6月からほぼ毎週末デモが実施されている。デモ隊と警察の対立が激しく、経済への悪影響が本格化する懸念が出ている。

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