台湾・台北市長が新政党立ち上げ 総統選出馬うかがう

2019/8/1 19:30
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【台北=伊原健作】台湾・台北市の柯文哲市長は1日、新政党を立ち上げると表明した。2020年1月に次期総統選が迫るなか、既存政党と異なる新たな政治勢力づくりを本格化する。柯氏自身が総統選に出馬する可能性がある。出馬を模索する鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)前董事長と連携するとの見方も浮上し、注目を集めている。

新政党の立ち上げを表明する台湾の柯文哲・台北市長(左)(1日、台北市政府)

柯氏は1日、台北市政府庁舎で記者団の取材に応じ、新政党「台湾民衆党」の結党大会を6日に開くと表明した。次期総統選と同時に行われる立法委員(国会議員)選挙に向け、候補者の擁立を目指す。自身が総統選に出馬するかどうかは「9月上旬に明らかにする」と明言しなかった。

台湾は独立志向を持つ与党・民主進歩党(民進党)と、対中融和路線の最大野党・国民党の二大政党の存在感が大きい。柯氏は二大政党の争いが「諸悪の根源」と主張し中間層の人気を集めており、結党で第三極をつくり出す動きを本格化する。総統選は民進党の蔡英文総統、国民党の韓国瑜・高雄市長がぶつかるが、柯氏の動き次第では構図が変わる可能性がある。

鴻海の郭氏は7月の国民党予備選で敗北したが、総統選への出馬は依然、諦めていないもようだ。離党して柯氏と連携して出馬を目指すとの観測が出ている。柯氏も郭氏陣営と接触していることを認めている。柯氏が新政党で郭氏の総統選出馬を支援するとの見方がある。一方、自身が総統になるため郭氏に支援を期待しているとの声もある。

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