12月6日 | 145.404 | -0.313 |
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国内の薄鋼板(薄板)の在庫が7カ月ぶりに前月比で減少した。主要3品種(熱延、冷延、表面処理)の6月末の在庫量(メーカーと流通の合計、速報値)は457万トンと、5月末に比べ5万2千トン(1.1%)減った。中国などからの輸入材が落ち込んだほか、国内メーカーの受注抑制の効果も出たようだ。
6月の輸入材の入着量は26万5千トン。韓国製品や中国製品が5月より減少した。昨年後半の高炉の操業トラブルを受けて国内問屋などが代替材として輸入品を手当てしたため、年明けから月30万トン前後の高い水準の入着が続いていた。そうした問屋などの動きは足元は落ち着いている。
メーカーの受注抑制も在庫減につながった。6月末のメーカー在庫は206万2千トンと、5月末から3万2千トン減った。