2019年9月15日(日)

核禁条約へ被爆者の思いを 広島平和宣言、批准要求

2019/8/1 11:02
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広島市の松井一実市長は1日、記者会見を開き、原爆の日の8月6日に平和記念式典で読む平和宣言の骨子を発表した。2017年7月に国連で採択された核兵器禁止条約に触れ「日本政府に条約への署名・批准を求める被爆者の思いをしっかりと受け止めるよう求める」と明らかにした。

松井市長は17年と18年の平和宣言では批准を政府に求めず、被爆者団体などが今年の宣言には盛り込むよう強く要請していた。松井市長は要請を踏まえ「具体的なものとして署名・批准という言葉を入れた」と強調し、政府への要求を直接的に明記したとの考えを示した。長崎市も9日の平和宣言に条約への政府の賛同を求める方針を示している。

広島市は今年、平和宣言としては初めて被爆者が詠んだ短歌を引用する。当時18歳だった人の体験や、当時15歳だった人の「戦争を食い止める人間の力を信じる」との信条を盛り込み、被爆の実相を当事者の言葉で伝える。

「インド独立の父」として知られるマハトマ・ガンジーの言葉も引用し、平和な世界の実現に向け「寛容」の心を持つ必要性を訴える。〔共同〕

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