「タカ派的な利下げだった」 市場関係者の声

2019/8/1 10:05
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米連邦準備理事会(FRB)は31日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、0.25%の利下げを決めた。利下げを巡る政策当局や市場関係者の発言を集めた。

■私も小幅の利下げに動くだろう

イエレン前FRB議長

前FRB議長のイエレン氏(1月、米アトランタ)=ロイター

前FRB議長のイエレン氏(1月、米アトランタ)=ロイター

(経済停滞の)リスクに照らせば、私も小幅の利下げに動くだろう。環境が変わらない限り、今回の利下げが大きな緩和の流れの始まりだとは思っていないが、利下げは妥当だ。

(28日、米アスペン研究所のセミナーで)

■リスク減らすのが極めて重要

グリーンスパン元FRB議長

元FRB議長のグリーンスパン氏(15年、ワシントン)=ロイター

元FRB議長のグリーンスパン氏(15年、ワシントン)=ロイター

先行きは極めて見通しづらい。もし起こったら(世界経済に)大きな影響を及ぼすようなリスクを減らすのが、極めて重要な仕事だ。

(24日、米ブルームバーグ通信に)

■タカ派的な利下げだった

英キャピタルエコノミクスの北米チーフエコノミスト ポール・アシュワース氏

ハト派よりタカ派的な利下げだった。FOMCのメンバーの経済見通しが従来より悪くなったという示唆は皆無だった。次の利下げは12月まで遅らせる可能性が高い。

(31日)

■米政府が自ら不確実性を高めている

米ジョンズ・ホプキンズ大のスティーブ・ハンケ教授

問題なのは、米政府が自ら不確実性を高めていることだ。トランプ米大統領によるツイートや貿易戦争が国際情勢の不確実さを高め、「予防的利下げ」を必要とさせている。

(31日、米CNNテレビに)

■パウエル氏は債券市場より強気

米運用会社ベアリングス・インベストメントのチーフ・グローバル・ストラテジスト クリストファー・スマート氏

興味深かったのは「サイクルの半ば」の表現だ。我々が記録的長期にわたる景気拡大の末期にいないことを示している。米経済への見方が、債券市場よりパウエル氏の方がはるかに力強いことを示唆した。

(31日)

■将来の利下げ判断、米経済活動がより重要に

JPモルガン・チェースのエコノミスト マイケル・フェローリ氏

パウエル氏は米経済の先行きを注視すると説明した。米国内の経済活動はあまり今回の利下げの理由にならなかったが、将来の利下げ判断においてはより重要になる。

(31日)

■トランプ氏は大統領選まで経済がうまく回るように求めるだろう

クレセント・ウェルス・アドバイザーズの最高投資責任者 ジャック・アブリン氏

20年の大統領選に向けてトランプ米大統領は自らの立場を使い、企業経営者や消費者を活気づける。FRBに対しては選挙期間を通じて経済がうまく回るように求めるだろう。

(31日)

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