英航空BA、夏場ストへ緊迫 裁判所が差し止めず

2019/8/1 3:17
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【ロンドン=篠崎健太】英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のパイロットの労働組合がストライキを計画し、旅行客の多い夏場に欧州の空の足が乱れる懸念が強まっている。会社側は裁判所に差し止めを請求したが認められず、上訴も棄却された。組合側はスト実施日を決めていないが、歩み寄れなければ8月後半以降に決行される可能性がある。

賃上げの内容でパイロット労組と対立している=ロイター

BAのパイロット労組は22日までに、賃上げを求めるストの是非を問う組合員の投票を行い、賛成が93%に達した。会社は3年間で11.5%の賃上げを提案したが、労組側は業績の伸びに比べて不十分と反発している。

会社側は英裁判所の高等法院に差し止めを求めたが23日に却下され、31日に上訴も退けられた。労組のブライアン・ストラットン事務局長は上訴棄却後の声明で「交渉や妥協の余地は急速に狭まっている」と述べ、裁判所に持ち込んだ会社の対応を批判した。

スト実施には2週間前まで通告する必要があるが、労組は31日時点で具体的な実施日を明らかにしていない。BAは搭乗予約の受付を続けているが、ストに備えて顧客に登録している連絡先情報が正しいか確認するよう呼びかけている。

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