三菱自、21年にタイでPHV生産、海外で初

アジアBiz
2019/7/31 21:18
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【バンコク=高橋徹】三菱自動車は31日、2021年からタイでプラグインハイブリッド車(PHV)の生産を始めると表明した。現在は国内のみで生産しており、海外生産は初となる。東南アジア市場でも今後、電気自動車(EV)の普及が進むとみて、まずは充電インフラや走行距離の制約が少ないPHVで電動化に備える。

タイでPHV生産を表明した三菱自の益子会長(31日、バンコク)

益子修会長がバンコクで記者会見し明らかにした。東部のレムチャバン工場(チョンブリ県)に100億円を投じて生産ラインを用意し、21年初めから「アウトランダーPHEV」を生産する。

バッテリーなどの基幹部品は日本から供給し、現地で組み立てる。年産3千台を想定し、当面はタイ国内で販売する。

三菱自は13年にPHVを投入した。18年は岡崎工場(愛知県岡崎市)で約5万4千台を生産し、うち9割を欧州などに輸出した。東南アでは7月にインドネシアでアウトランダーPHEVの輸入販売を始めている。

タイ政府は電動車の現地生産を促すため、自動車メーカーに税制優遇措置を用意。PHVとEVは18年末までに生産計画案の提出を求め、トヨタ自動車ホンダマツダなども現地生産を検討中だ。

三菱自のレムチャバン工場は年産能力が42万台を超し、三菱自にとって最大の生産拠点。益子会長は累計輸出台数400万台の記念式典のため訪タイした。PHVの生産設備に加え、塗装工場の刷新や自動化投資に今後数年で250億円を追加投資する計画だ。

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