2019年9月16日(月)

南シナ海「深刻な事案に懸念」ASEAN外相が声明

2019/7/31 21:13
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【バンコク=村松洋兵】東南アジア諸国連合(ASEAN)は31日、タイのバンコクで開いた外相会議の共同声明を発表した。一部加盟国と中国が領有権を争う南シナ海問題について「複数の外相から埋め立てや深刻な事案に対して懸念が示された」と盛り込んだ。草案の段階では「いくつかの懸念に留意する」としていたが表現をやや強めた。

報道関係者が集まるASEAN外相会議の会場(31日、バンコク)=石井理恵撮影

南シナ海では中国が7月上旬に対艦弾道ミサイルを発射したと米メディアが報じた。中国は南沙(英語名スプラトリー)諸島近辺で海洋調査も実施し、ベトナムの船舶とにらみ合いになったとされる。共同声明は「状況を複雑にさせる行動は避けるべきだ」として中国をけん制した。

北朝鮮の核開発問題に関しては「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化(CVID)」を求めるとする文言を盛り込んだ。北朝鮮が短距離弾道ミサイルを発射するなどして非核化交渉に揺さぶりをかけるなか、平和的な対話の継続も促した。

31日に北朝鮮が短距離弾道ミサイルを発射したことに関して、議長国であるタイの外務省は外相会議では議論しなかったと説明した。北朝鮮が李容浩(リ・ヨンホ)外相の派遣を見送った8月2日のASEAN地域フォーラム(ARF)には、代わりに金第峰・駐タイ大使が出席すると明らかにした。

共同声明はミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャの難民問題について「人道援助や帰還促進を目に見える形で強く支援する」とし、ASEANが関与を深めることを確認した。

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