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業績ニュース

花王の1~6月、純利益9%減 中国への転売規制で
コーセー4~6月は4割減

2019/7/31 22:00
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訪日客(インバウンド)需要の減少が日用品・化粧品大手の業績を押し下げた。花王が31日発表した2019年1~6月期連結決算(国際会計基準)は純利益が前年同期比9%減の572億円だった。コーセーの19年4~6月期の連結純利益は84億円と37%減少した。中国で1月から始まった電子商取引(EC)事業者への規制強化で転売業者による購入が減った。

花王の1~6月期純利益が前年同期比でマイナスになるのは6年ぶり。減益の主因は子ども用紙おむつ「メリーズ」の苦戦だ。紙おむつや生理用品を含むヒューマンヘルスケア事業の営業利益は60%減の73億円だった。

花王のおむつは品質の高さから中国人消費者に人気がある。18年半ばまでは、内外価格差に目を付けた転売業者が日本で商品を仕入れ中国で売る動きが活発だった。

ただ中国で19年1月からEC事業者に政府への登録と納税が義務付けられ、同法律が成立した18年夏から転売活動が失速。さらに転売業者が手持ちの在庫を安売りしたことで、花王が手掛ける越境ECや中国での輸入販売などに響いた。化粧品事業の営業利益は147億円と2倍に増えたが、ヒューマンヘルスケアの減益額が108億円と大きく補いきれなかった。

転売業者の需要減少が大きく響いたのはコーセーも同じだ。19年4~6月期のインバウンド需要は65億円と前年同期比17%減。四半期ベースでは9四半期ぶりのマイナスで、転売業者に人気があった高価格帯化粧品にブレーキがかかった。

もっとも中国EC規制の影響は予測されており、花王もコーセーも通期の業績見通しを据え置いた。EC規制による業績下押し圧力は19年の8~9月ごろには一巡するとみる。花王の「メリーズ」は1~3月期に2割減収だったが、越境ECが復調し4~6月期は1割減に縮小した。花王の沢田道隆社長は決算会見で「イメージに近い形で回復してきた」と語った。

6月には高価格帯おむつを中国で発売し、紙おむつの売上高は7~9月期の後半からはプラスに転じ、19年12月期通期では前年並み水準まで戻す計画だ。

コーセーも高価格帯ブランドの最終消費者需要は衰えていないとみている。市場の拡大余地が大きい中国の百貨店や各国免税店で店舗を増やしたり越境ECでの販売を強化したりして、転売業者の活動が減った分を取り戻したい考えだ。

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