2019年9月21日(土)

建機6月出荷額9カ月ぶり減少 新興国需要鈍る

アジアBiz
2019/7/31 18:53
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工作機械などに比べ堅調だった建設機械の需要に頭打ち感が出てきた。日本建設機械工業会(建機工)は6月の建機出荷額(補給部品含む総額)が前年同月と比べて3.2%減の2314億円だったと発表した。前年同月を下回ったのは9カ月ぶり。アジアなど新興国を中心に建設機械や鉱山機械の需要が減った。最大市場の中国市場も伸びが鈍り始めている。

外需は6.8%減の1506億円と2カ月連続で減少した。石炭価格の低下に伴いインドネシアで鉱山機械の需要が減ったほか、同国やインド、オーストラリアなどで選挙が重なったこともあり、中国を除くアジアやオセアニアでインフラ工事向けの需要が停滞。主力の油圧ショベルなどが減った。

コマツは2019年4~6月期の売上高で中国やアジアなど新興国市場を中心とした「戦略市場」の比率が前年同期よりも下がった。

中国市場ではこれまで日系メーカーが現地メーカーとの価格競争に巻き込まれシェアを落とす構図だったが、米中貿易摩擦による景気の減速で「勢いのあった現地メーカーの販売も鈍ってきた」(日立建機の桂山哲夫最高財務責任者)。4~6月期の油圧ショベルの需要は前年同期比で横ばいだったとみられる。一方、北米は22カ月連続で好調を維持した。

内需は17年の排ガス規制に伴う需要減が一服し4.2%増の808億円だった。

1~6月期累計の出荷額(同)は前年同期比3.8%増の1兆4047億円だった。しかし建機の稼働率を示す補給部品の輸出が4~6月は前年同期比で減っているほか、国内でも10月に消費増税を控えるなど懸念材料がある。

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