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野心的研究25テーマを決定 政府、ムーンショット型研究目標

政府は31日、都内でムーンショット型研究開発制度に関わる有識者会議を開き、25の目標を決定した。月面着陸計画のように世の中を一変する力を持った研究を支援し、少子高齢化などの課題解決と新産業の創出を狙う。少子高齢化、環境、科学技術によるフロンティア開拓の3テーマを設定し、5年間で1000億円を投資する。

ムーンショットとは人類を月に送った米アポロ計画のように大胆な発想に基づく研究開発を指す。平井卓也科学技術相は同日「柔軟にスピーディーに進めたい」と述べた。有識者会議は小林喜光三菱ケミカルホールディングス会長が座長を務め、メディアアーティストの落合陽一氏らが参加している。

今回選定した目標には、高齢化で低下した身体能力を回復する「サイボーグ」化技術や地球上からのゴミ廃絶、「人工冬眠」技術の研究などが盛り込まれた。実現すれば社会を一変させる影響力が期待されている。政府はそれぞれの目標に2035~60年までの実現時期を設けた。

今回のように政府主導で多額の予算を投じた科学技術研究には批判もある。科学技術予算全体での大幅増は望めないことから、ノーベル賞受賞者などからは、大型プロジェクトではなく、多様な基礎研究への支援や若手研究者の育成を求める声も根強い。

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