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村田製作所の4~6月期、純利益20%増 車載向け好調

村田製作所が31日発表した2019年4~6月期の連結純利益(米国会計基準)は、前年同期比20%増の468億円だった。自動運転など車載システム向け電子部品が伸びたほか、高級スマートフォン向け基板も好調で、市場予測(QUICKコンセンサス)を70億円強上回った。ただ今後の経営環境については慎重にみており、20年3月期通期予想は据え置いた。

売上高は3%増の3575億円だった。センサーやカメラなどを使った先進運転支援システム(ADAS)が普及。世界シェア首位の積層セラミックコンデンサー(MLCC)は、高付加価値の車載向けが業績をけん引した。用途別の売り上げをみても、車載向けは12%増の668億円と最も伸びた。

ADASや自動運転システムを搭載する車1台には、3000~8000個のMLCCが必要とされる。これは高級スマホ1台分の約1000個より多く、しかも安全の観点から要求性能が高いため利幅が厚い。

車載向け電子部品が好調(福井村田製作所)

スマホ市場は米中貿易摩擦の影響などで低調だったものの、高級スマホ向けにコンパクトな設計を可能にする樹脂多層基板「メトロサーク」が大きく伸びた。次世代通信規格「5G」の基地局向けの需要もあり、通信分野の売上高は4%増の1638億円となった。

営業利益は30%増の625億円だった。MLCCの値上げが浸透したほか、より収益性が高い車載向けが伸びた影響が大きい。米中貿易摩擦による取引先の電子部品の在庫調整で工場の操業度が下がり120億円の減益要因となったが、これを補い増益になった。

20年3月期通期の業績見通しは据え置いた。同日の記者会見で村田製の竹村善人取締役は、米中貿易摩擦の影響について「4月時点ですでに在庫調整などを踏まえた業績予想を公表している」と説明した。ただ、米国が制裁関税の対象をほぼすべての中国製品に広げる可能性にも言及し「影響を注視しなければならない」と慎重だった。

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