コーセー、マルホと共同出資会社

コーセーは31日、皮膚薬大手のマルホ(大阪市)と共同出資会社のコーセーマルホファーマ(東京・中央)を設立したと発表した。一般医薬品や医薬部外品、化粧品の企画・開発、販売などを行う。共同出資会社はコーセーが一般医薬品に参入する足がかりになる可能性が高い。
出資比率はコーセーが51%で、マルホが49%。両社から代表者を1人ずつ派遣した。コーセーの化粧品の販売促進のノウハウとマルホの皮膚科学研究など、両社の強みを生かし、共同で製品開発に当たるという。
マルホは皮膚疾患の処方薬を多く製造している。保湿力の高さから美容目的による利用が広がった皮膚保湿剤の「ヒルドイド」も製造している。