印大手コーヒーチェーン、行方不明の創業会長が死去

2019/7/31 16:27
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【ムンバイ=早川麗】インドのコーヒーチェーン最大手「カフェ・コーヒー・デイ」運営会社の創業者で、会長兼社長だったVGシッダルタ氏が死去した。同氏は29日夕方から行方不明となっており、31日朝に川で遺体が見つかった。地元メディアが一斉に報じた。

29日から行方不明のシッダルタ氏=ロイター

運営会社コーヒー・デイ・エンタープライゼスは30日に、シッダルタ氏と29日夕方から連絡が取れないと発表した。ムンバイ証券取引所では31日、同社の株価が前日比20%下落し、上場来安値となる123ルピー台を付けた。株価は30日にも20%下がったばかりだ。

同社は30日、シッダルタ氏が取締役と社員に向けて書いたとされる手紙を公表。一部の投資家や税務当局からの圧力に耐えられないとあり、「私は起業家として失敗した」と記されていた。「投資ファンドの1社に株式の買い戻しを強く迫られてきたが、もう圧力に耐えられない。諦めた」と書かれていた。

ロイター通信によると、警察が最後にシッダルタ氏を確認できたのは、同社の本社がある南部ベンガルールから約350キロメートル離れた港町の橋の上だった。同氏は運転手に橋の上で待つように伝え散歩に出たが、戻らなかったため、運転手が警察に連絡した。

カフェ・コーヒー・デイは全国に約1700店を展開する。2019年3月期の連結業績は売上高が446億ルピー(約710億円)、純利益が14億ルピーだった。シッダルタ氏は同社の株式を約33%保有する筆頭株主。同氏の家族や関連会社による持ち株を含めると出資比率は約54%に達する。

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