「5Gはクラウド技術が重要」楽天モバイルCTO

2019/7/31 15:29
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楽天の携帯子会社である楽天モバイルのタレック・アミン最高技術責任者(CTO)は31日、同社が開催した自社イベント「Rakuten Optimism2019」に登壇し、「IT(情報技術)の素養がある楽天は、クラウド技術が重要になる5G時代に大きなアドバンテージがある」と強調した。

ノキアやシスコ、NECの担当者らとともにパネルディスカッションに登壇した楽天モバイルのタレック・アミン最高技術責任者(31日、横浜市)

楽天のネットワーク構築に協力するフィンランドの通信機器大手ノキアや米通信機器大手シスコ、NECの担当者が登壇したパネルセッションで発言した。

楽天は現在、第4世代(4G)ネットワークで、一般的なサーバーと通信用のソフトウエアで構成するクラウド技術を用いて、通信設備の構築を進めている。アミンCTOは「通信業界は過去20年間、イノベーションが欠如していた」と指摘する。携帯ネットワークを構築する設備は、多くの専用ハード機器で構成されており、機能の更新にも時間がかかっていた。

一方、IT分野ではクラウド技術が発展し、サービス提供の迅速化や信頼性の向上が図られている。「楽天はこれまでの通信業界の常識を破壊するために、クラウド技術をフルに活用したネットワークを構築する道を選んだ」(アミンCTO)

次世代通信規格「5G」では、楽天が4Gで取り入れたようなネットワークのソフトウエア化が進み、コンピューティング機能とネットワーク機能が統合されていく見込みだ。アミンCTOはIT企業として既にクラウド技術のノウハウを持つ楽天はこうした時代に有利になるとした。

もっとも5G時代の到来を前に楽天は、10月の携帯電話サービス開始に向けて、まずは4Gネットワークの全国展開を加速する必要がある。

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