ナシ畑、ロボット仕様に 収穫に熟練の技要らず
編集委員 吉田忠則
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これからおいしい季節を迎えるナシ畑が、農業を変えるかもしれない。
農業活性化の切り札として、スマート農業が花盛りになっている。人工知能(AI)でベテラン農家より早く作物の異常を検知するセンサーなど、生き物を相手にする難しさを新技術で克服する仕組みが続々と誕生している。だが逆の側から問題を解決する手もある。ロボットが扱いやすいように作物を変える――。その対象が、ナシ。スマート農業の可能性を広げる発想...
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農政から先進農家、スマート農業、植物工場、さらにカリスマシェフや外食チェーンなど「食と農」に関するテーマを幅広く取材してきた。著書に「見えざる隣人」「農は甦る」「コメをやめる勇気」「農業崩壊」。中国の駐在経験も。