中国景況感、3カ月連続で50割れ 貿易摩擦が重し

2019/7/31 10:37
保存
共有
印刷
その他

米国との貿易摩擦で新規受注の低迷が続いている=ロイター

米国との貿易摩擦で新規受注の低迷が続いている=ロイター

【上海=原田逸策】中国国家統計局が31日発表した2019年7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は6月より0.3ポイント高い49.7だった。前月より改善したものの、拡大・縮小の節目となる50は3カ月連続で下回った。米国との貿易摩擦で新規受注の低迷が続いている。

PMIは製造業3千社へのアンケート調査で算出し、生産や新規受注が50を上回れば拡大、下回れば縮小を示す。

PMIが3カ月連続で50を下回るのは昨年12月~今年2月以来となる。新規受注は前月比0.2ポイント高い49.8となり、3カ月連続で50を下回った。米国による追加関税上げのリスクがくすぶっており、とくに輸出に限った新規受注が46.9と50を大幅に下回った。

生産は前月より0.8ポイント高い52.1だった。大手国有企業などの生産が回復した。連休があった6月より営業日数が多いことも寄与したとみられる。雇用指数は前月より0.2ポイント高い47.1だった。前月より小幅に改善したものの、50を大幅に下回る状況が続き、雇用情勢は楽観できない。

国務院発展研究センターの張立群研究員は「PMIの改善は経済の悪化ペースが緩んでいることを示す。ただ、依然として節目の50を下回っており、経済の下押し圧力をみくびることはできない」と指摘した。

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]