2019年9月20日(金)

米メルク、純利益56%増 がん治療薬がけん引 4~6月期

2019/7/31 3:30
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【ニューヨーク=西邨紘子】米製薬大手メルクが30日発表した2019年4~6月期の決算は、純利益が前年同期比56%増の26億7000万ドル(約2900億円)だった。主力のがん治療薬の販売急増が利益を押し上げた。同社は処方薬への需要増を受けて2019年通期の売上高見通しを引き上げた。

米メルクのがん主力薬は販売が急拡大している=ロイター

特別要因を除いた1株利益は1.30ドルで、前年同期の1.06ドルと市場の予想(1.16ドル程度)をともに上回った。

売上高は同12%増の117億6000万ドル。現地通貨ベースでは15%増収だった。中国や米国を中心に販売が拡大した。

柱の処方薬事業が13%増収となり、収益拡大を支えた。がん免疫治療薬「キイトルーダ」の売上高が前年同期より6割増収の26億ドルに拡大し、全体を押し上げた。治療できるがんの種類を広げたことなどが売り上げの急増につながっている。HPVワクチン「ガーダシル」や麻疹(はしか)を含む混合ワクチンの需要も伸び、一部特許切れ製品の販売落ち込みを補った。

メルクは19年12月通期の業績予想を1株利益で3.78~3.88ドルと予想。事業買収コストを反映し、前回予想(4.02~4.14ドル)から引き下げた。ただ、売上高の予想は452億~462億ドルとし、前回予想(439億~451億ドル)から引き上げた。

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