印コーヒーチェーン最大手、創業会長が行方不明

2019/7/31 0:56
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29日から行方不明のシッダルタ氏=ロイター

29日から行方不明のシッダルタ氏=ロイター

【ムンバイ=早川麗】インドのコーヒーチェーン最大手コーヒー・デイ・エンタープライゼスは30日、創業者で会長兼社長のVGシッダルタ氏と29日夕方から連絡が取れないと発表した。同氏が書いたとされる、取締役と社員に向けた27日付の手紙には、一部の投資家や税務当局からの圧力に耐えられないとあり、「私は起業家として失敗した」と記されてあった。

著名コーヒーチェーンの経営者の突然の失踪は、同国で大きな関心を呼んでいる。ムンバイ証券取引所では30日、同社の株価が前日比20%下落した。

ロイター通信によると、警察が最後にシッダルタ氏を確認できたのは、同社の本社がある南部ベンガルールから約350キロメートル離れた港町の橋の上だった。同氏は運転手に橋の上で待つように伝え、散歩に出たが、戻らなかったため、運転手が警察に連絡した。

一部の地元紙はシッダルタ氏が借金を抱え、その返済に困っていたと伝えた。コーヒー・デイ・エンタープライゼスが同日公表した、シッダルタ氏が書いたとされる手紙には「投資ファンドの1社に株式の買い戻しを強く迫られてきたが、もう圧力に耐えられない。諦めた」とある。

同社はコーヒーチェーン「カフェ・コーヒー・デイ」を約1700店運営している。2019年3月期の連結業績は、売上高が446億ルピー(約710億円)、純利益が14億ルピーだった。シッダルタ氏は同社の株式を約33%保有する筆頭株主。同氏の家族や関連会社による持ち株を含めると出資比率は約54%に達する。

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