米シティグループ、市場部門で数百人削減へ 米報道

2019/7/31 0:41
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【ニューヨーク=大島有美子】米大手銀シティグループが、株や債券などの売買を仲介する市場部門で数百人の人員削減を検討していることが30日、分かった。米メディアが報じた。米株式市場でダウ工業株30種平均は最高値圏で推移するが、景気の先行き不透明感から投資家の売買の動きは鈍く、市場部門は苦戦している。

市場部門は苦戦している=ロイター

米ブルームバーグ通信が関係者の話として伝えたところによると、人員削減は2019年中に実施する。株式の担当部門では1割程度に当たる100人以上が対象となり、うち80人はロンドンの拠点で減らすという。シティグループの広報担当者は「コメントを控える」としている。

シティの4~6月期の決算は純利益が前年同期比7%増と堅調だったが、主に寄与したのは個人向け金融だった。市場部門は一時的な要因を除くと債券部門で4%の減収、株式部門で9%の減収だった。マーク・メイソン最高財務責任者(CFO)は15日の決算発表で「(事業)環境は厳しく、顧客の投資家は沈黙したままだ」と説明した。

31日まで開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げが確実視されているが、利下げの有無が見通しにくい時期があったことも市場取引には逆風だった。

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