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エーザイ、新薬治験で健康男性が死亡 厚労省が調査

エーザイは30日、てんかん患者向けに開発を進めていた薬の臨床試験(治験)で、被験者の健康な男性が死亡したと発表した。厚生労働省によると、国内では健康な被験者が死亡するのは記録が残る2013年以降、報告されておらず、異例という。エーザイや厚労省は、薬剤との因果関係や、治験の手法に問題が無かったかを調べる。

エーザイは2017年、東京都内の病院で神経の興奮を抑える薬の治験を始め、被験者118人が参加した。男性は今年6月、入院中に10日間にわたって薬を投与され、4日間の経過観察後に退院。数日後に死亡した。

エーザイは副作用であることを否定できないとして治験を中止した。他の被験者に重い副作用の報告はないという。同社はプライバシー保護を理由に男性の詳しい死因などを公表していない。

エーザイは「極めて重く受け止め、引き続き安全性に十分配慮し、高い倫理観を持って研究開発を行う」としている。

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