小豆先物の現物受け渡し、海外産一色に 国産不足映す
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東京商品取引所で取引する小豆先物の現物受け渡しに異変が起きている。2017年は全量が国産だったが、19年は全て中国産など海外産となった。18年の北海道産小豆は不作で流通量が減り価格も高騰した。国産不足を受けて海外産にも品薄感が強まるなか、小豆を調達する安全対策として先物取引の制度を使う需要家が増えたようだ。
現物受け渡しとは、先物市場の買い建玉を持っていた人が納会日までに差金決済せずに、現物商品...
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