関電、英配電会社に200億円出資 海外での事業拡大急ぐ

2019/7/30 19:39
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関西電力は30日、英国で配電事業を手掛けるエレクトリシティ・ノース・ウエスト(英西部ウォリントン)の株式を17.67%取得すると発表した。取得額は非開示だが約200億円とみられる。運営中の海外配電会社に国内電力が出資するのは初めて。人口減少で国内の電力需要が縮むとみられる中、海外での事業拡大を急ぐ構えだ。

29日付で株式取得の契約を締結し、8月末をめどに取得する。大和証券グループ系の大和エナジー・インフラ(東京・千代田)、三菱UFJリースとともに英国に株式取得の受け皿となる会社を新設。既存株主のJPモルガン・アセット・マネジメントなど2社が持つ株式の一部を取得する。

エレクトリシティ社は約5万7千キロメートルに及ぶ配電設備を保有し、約240万軒(約500万人)にサービスを提供している。出資を機に関電はエレクトリシティ社に日本で培った配電設備の保守管理や運用のノウハウなどを提供する。

英国では今後、蓄電池や電気自動車(EV)の普及が進み、ガスから電気への転換も進むと予想されている。蓄電池などを使って地域内の電力供給を制御するスマートグリッドの需要も高まるとみられ、両社は送配電網のデジタル化などでも協力する。

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