2019年9月20日(金)

北海道知事「価値認められた」 世界遺産候補に縄文遺跡群

2019/7/30 20:12
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国の文化審議会が30日、「北海道・北東北の縄文遺跡群」を国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産への推薦候補に選んだ。地元自治体の首長は「官民あげての機運醸成の取り組みが実を結んだ」(北海道の鈴木直道知事)などと喜びの声を上げるとともに、日本政府としての正式推薦や本登録に向けて、さらに力を入れる姿勢を示した。

鈴木知事は「縄文遺跡群が、1万年以上前から定住を開始し発展した人類史上極めてまれな先史文化を現代に伝える物証として、高い価値が認められた」と歓迎した。

世界遺産は、登録が実現すれば観光への波及効果が大きい。半面、ユネスコ諮問機関の国際記念物遺跡会議(イコモス)では保全状況などを厳しく審査されるという側面もある。

大船、垣ノ島遺跡がある北海道函館市の工藤寿樹市長は「遺跡は特に欧米からの旅行者を呼び込むインパクトが大きい。道内や北東北の関係自治体と連携していきたい」と意気込む。一方で「イコモスでどんな指摘をされるか、油断できない」と気を引き締める。

函館市は両遺跡がある市北東部に縄文文化交流センターを置いている。北海道唯一の国宝・中空土偶を展示しているほか、体験イベントや道の駅の併設で観光客を呼び込みつつ、遺跡の保護や研究に取り組んでいる。

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