福岡の住み心地 六本松が首位、民間調べ
大東建託が30日まとめた福岡県内の居住満足度調査によると、首位は福岡市地下鉄七隈線の六本松駅エリアで、次いで大濠公園駅と赤坂駅(いずれも同空港線)が続いた。六本松駅周辺では九州大キャンパス跡地に大型複合施設が整備され、生活利便性などが高く評価された。
自治体別では六本松などがある福岡市中央区がトップで、2位は糟屋郡新宮町だった。再開発が進むJR新宮中央駅周辺には家具専門店「イケア」など大型店舗が多く立地し、治安や街並みのきれいさが評価されている。同社賃貸未来研究所の宗健所長は「全国的にも再開発で街並みが整ったエリアの人気が高まっている」と指摘した。
調査は3~4月にインターネットで実施し、県内に住む7082人が回答した。交通利便性や行政サービス、イメージなど56項目を5段階評価してもらいランキングにした。実際に居住する人に街の満足度を聞く大規模調査は珍しいという。