2019年9月16日(月)

世界遺産候補に縄文遺跡群 21年登録へ文化審選定

2019/7/30 16:13 (2019/7/30 18:00更新)
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国の文化審議会は30日、2021年の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産登録を目指す候補に、北海道、青森、岩手、秋田4道県の「北海道・北東北の縄文遺跡群」を選んだ。政府は20年2月1日までに推薦書を提出する。今後は、ユネスコ諮問機関が21年5月ごろに公表する勧告で、縄文遺跡群の登録可否をどう判断するかが焦点となる。

秋田県鹿角市にある大湯環状列石(鹿角市教育委員会提供)=共同

遺跡群は、大型建物跡で知られ縄文時代を代表する大規模集落跡「三内丸山遺跡」(青森市)や、大小の石を同心円状に配した「大湯環状列石」(秋田県鹿角市)など17遺跡で構成する。

文化審議会は、1万年以上にわたって狩猟や採集を基盤とした定住が営まれ、農耕以前の生活や精神文化を示す貴重な遺跡だと強調。佐藤信世界文化遺産部会長は記者会見で、遺跡の研究や推薦内容の検討も進み「世界的に評価してもらえる」と選定理由を述べた。

今後の課題として、17遺跡の価値の一体的な説明や、保存活用に向けた地元住民らとの連携強化を挙げた。

また同じく登録を目指す「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」(新潟)については「縄文遺跡群に次ぐ有力な候補」として、来年以降の選考対象と位置付けた。

文化審議会は昨年7月、20年の登録候補として縄文遺跡群を選んだ。しかし政府は同11月、自然遺産候補「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄)を優先してユネスコに推薦すると決め、遺跡群は見送られていた。

〔共同〕

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