豪レンドリース、大型DC開発投資に参入

2019/7/30 15:45
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オーストラリアの不動産・建設大手であるレンドリースはアジア・太平洋地域でデータセンター(DC)を対象とした不動産投資に乗り出す。クラウドサービスの基盤となる大型DCを建設し、大手クラウド企業やデータセンター事業者などに貸し出す。日本やオーストラリア、シンガポールなど5カ国での事業展開を目指す。総投資額は10億ドル(約1100億円)の見込み。

レンドリースが主な投資対象とするのはハイパースケールDCと呼ばれる大型の施設。スペースの広さに加え大量の電力提供能力、高い耐震性能などが必要になるのが特徴で、投資額もかさむが、次世代通信規格(5G)の実用化で通信環境が大幅に変化、需要は底堅いと見る。

DCはそのままレンドリースが保有する。安定した賃料収入の確保が可能と判断しており10年以上の長期保有型の投資案件とする計画だ。合わせて既存のDCの取得も検討する。

レンドリースはこれまで世界で30件以上のDCのプロジェクトを手がけてきた。日本でも工事の採算性や工程を管理するプロジェクト・マネジメント(PM)を手がけた実績がある。

同社にとって、DCの開発投資は今回が初めて。ただ、テレコム部門で携帯基地局や通信設備関連のPMを多数請け負ってきた実績もあり、同分野への進出は可能と判断した。

IDCジャパンによると、2018年のクラウドの日本市場の規模は6688億円。これが23年には約2.5倍の1兆6900億円にまで拡大すると想定している。

レンドリースは7月、米サンフランシスコでもグーグルと共同で150億ドル(約1兆6500億円)の不動産開発を進める計画を発表している。

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