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五輪ゴルフの盛り上がり、カギ握るのは石川遼

ゴルフジャーナリスト 地平達郎

ちょうど1年後の8月1日・土曜日は、東京五輪前半の週末にあたり、日本中が熱く沸き返っていることだろう。

ゴルフ競技は男子の3日目が行われているはずで、はたしてどんな展開になっているだろう。日本は誰が出場しているか、タイガー・ウッズ(米国)は埼玉・霞ケ関カンツリー倶楽部にいるのか……。興味は尽きない。

五輪ゴルフの出場枠は男女とも60人。男子は2020年6月22日まで、女子は6月29日まで過去2年間の世界ランキングをもとに決まる。つまり男女とも、ポイント獲得争いはすでに昨年から始まっているのだ。

その出場権。世界ランク15位以内にいれば1カ国・地域最大4人など、いくつかの基準はあるが、基本は1カ国・地域から2人で、日本も最低2人は確保できそうだ。

ちょっと気が早いかもしれないが、1年先を占ってみたい。

ポイント獲得、来年前半にかけて勝負

7月28日現在の世界ランクで、日本人男子最高は松山英樹の31位。これに今平周吾73位、星野陸也103位、小平智118位、池田勇太136位、川村昌弘171位、石川遼178位、時松隆光179位、稲森佑貴181位と続いている。

ただしこれは17年7月から現在までの2年間のものなので、18年7月からの東京五輪の対象ポイントとなると、約半分はカットされ、残りの半分はこれからの試合結果で加算される。すでに今年のメジャー大会が終了した米ツアーと違って、日本はポイントが高い日本オープンなど大きなトーナメントが続くので、ここから来年前半にかけてが勝負となる。

そんな中で注目されるのが石川だ。

7月の日本プロ選手権で約3年ぶりの優勝を飾り、直後の世界ランクが300位から一気に183位へとジャンプアップした。現在は日本人選手7番目だが、上位との差は大きくない。逆転の可能性は十分すぎるほどある。

低迷する国内男子プロゴルフ界。理由はいろいろ言われるが、要は、コースに客を呼べる、テレビ視聴率を上げられるスタープレーヤーがいない――に尽きる。

女子に追い抜かれてその差を広げられている人気を取り戻すには、昨年1月に26歳の史上最年少で選手会長に推され、「何かを持っている」石川の完全復活しかない。日本プロ優勝で、期待は大きく膨らんでいる。

東京五輪に石川遼(写真上)と松山英樹がそろって出場すれば大きな話題になる=ともに共同

その石川が松山とともに日の丸をつけてオリンピックにそろい踏みということにでもなれば、ゴルファー、ゴルフファンがヒートアップするのは間違いない。これにウッズの出場も加われば、東京五輪最大の話題の一つになるだろう。

1年後の8月1日は、もう一つの競技がゴルフに劣らず注目されているだろう。女子シングルス決勝が行われるテニスだ。そして男子ゴルフの最終日となる2日には、テニスの男子シングルス決勝もある。

リオデジャネイロ五輪で96年ぶりに銅メダルを獲得した錦織圭、昨年の全米オープンと今年の全豪オープンに優勝して世界ランク1位に上り詰めた大坂なおみの動向だが、2人とも「オリンピックは特別な大会」と意欲をみせているだけに、出場する可能性は大きい。

となると、ゴルフはそれに負けないくらいの話題を提供するしかない。そのカギを握っているのは石川だ。

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