スポティファイとイープラスが業務提携

2019/7/30 14:04
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定額制音楽配信のスポティファイ(スウェーデン)とチケット販売のイープラス(東京・渋谷)は30日、業務提携したと発表した。スポティファイのサービス画面からイープラスのページに移動してコンサートのチケットを購入できるなど、両社の機能を連携した。サービス間で送客し合い、成長が続く音楽配信とライブ市場の取り込みを加速する。

スポティファイの画面からイープラスのチケット購入ページに移動できる

両社のサービスを連携することで、利用者が配信での視聴からコンサートまでを一貫して楽しめるようにする。

スポティファイのアーティスト情報ページにコンサートの情報が表示されるようになった。公演予定を確認した上で「チケットを探す」のボタンを押せば、イープラスのページに移動してチケットを購入できる。スポティファイの検索画面に「コンサート」のコーナーも新設。ユーザーの楽曲視聴履歴をもとにした好みや設定地域などに応じて、おすすめのコンサート情報を表示する。

イープラスのチケット販売サイトでは、スポティファイを通じて楽曲を試聴できるようになった。イープラスが運営する音楽情報サイトにも楽曲の試聴機能を付け、気になったアーティストの音楽にその場で触れられるようにした。

スポティファイ日本法人の玉木一郎社長は「音楽が好きな人でも、コンサートに足を運ばなかったり、行っても同じアーティストばかりだったりすることが多い。こうした課題を解決できる」と強調する。スポティファイには独自のアルゴリズムを使ってユーザーの好みを推測し、アーティストを紹介する機能がある。チケット購入機能の追加により、新しく出会ったアーティストのコンサートにも気軽に行けるようにする。

日本レコード協会によると、2018年の国内の音楽配信市場は前年比13%増の644億円で、5年連続で増えた。なかでもスポティファイのように、サービス上で聴き放題の「ストリーミング」が同33%増の348億円と成長著しい。

ライブ・エンターテインメント市場も右肩上がりに推移している。「ライブ・エンタテインメント白書 2018」によると、17年の市場規模は前年比2.7%増の5151億円と過去最高を更新した。成長が続く配信とライブのサービスをつなげ、相互に利用者を増やせるかが、今後の音楽市場の成長のカギとなりそうだ。

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