2019年9月15日(日)

江沢民氏、李鵬元首相の告別式に参列 胡錦濤氏は欠席

2019/7/29 22:23
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【北京=高橋哲史】22日に90歳で死去した中国の李鵬元首相の告別式が29日、北京西郊にある党幹部専用の「八宝山革命公墓」で営まれた。習近平(シー・ジンピン)国家主席ら最高指導部のメンバーに加え、江沢民(ジアン・ズォーミン)元国家主席も参列し、健在ぶりを示した。

中国の李鵬元首相の告別式が行われた北京の八宝山革命公墓(29日)=共同

中国国営の中央テレビが放映した映像によると、告別式の会場には習氏のほか、李克強(リー・クォーチャン)首相ら7人の政治局常務委員に続き王岐山国家副主席と江氏が現れ、李鵬氏の遺族に弔意を表した。

92歳の江氏はたびたび健康不安説がささやかれ、最近ではめったに公の場に姿を現さない。この日はふたりの付添人に支えられながらも自分の足で歩き、健康状態に問題はないようにみえた。

一方、胡錦濤(フー・ジンタオ)前国家主席は「外地」にいるためとして告別式を欠席し、花輪を送っただけだった。健康不安説がくすぶっており、影響力の低下を指摘する声が増えている。

習氏ら党の現役幹部と長老らが河北省の保養地で国政の重要課題を話し合う「北戴河会議」は、今年も8月上旬に開かれるとみられている。江氏や胡氏の動向が注目を集めそうだ。

李氏の告別式に合わせ、29日の天安門広場には半旗が掲げられた。李氏は1989年6月4日に起きた天安門事件で、学生らによる民主化運動を武力で鎮圧した中心人物だった。国営の新華社は李氏の死去にあたって「果断な措置で反革命暴乱を平定した」と高く評価する記事を配信した。

李氏への手厚い追悼は、多くの学生や市民が犠牲になった天安門事件を習指導部がいまも正当化している表れといえる。

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