改憲巡る「議長交代論」波紋、与野党から異論

2019/7/29 21:00
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自民党の萩生田光一幹事長代行が国会で憲法改正論議が進まない場合の対応で、改憲シフトの一環として衆院議長を交代する可能性に触れたことに、与野党からは29日、異論が相次いだ。

公明党の石田祝稔政調会長は記者団に「何で議長を持ち出さないといけないのか理解できない。意図も含めて首をかしげる」と不快感を示した。衆院議院運営委員会の高市早苗委員長は「賛同できない。議長は憲法審査会だけでなく衆院全体の運営に責任を持つ」と語った。

衆院議長は衆院選後に交代するのが慣例で、本会議での選挙によって選ぶ。立憲民主党の手塚仁雄氏は「無礼千万だ。萩生田氏に人事権があるわけでもない」と批判した。共産党の小池晃書記局長も「あまりにも乱暴で、三権分立を根本から否定する発言だ」と指摘した。

萩生田氏は26日のインターネット番組で、国会で改憲論議が進まない場合の対応として「有力な方を(衆院)議長に置いて憲法改正シフトを国会が行っていくのは極めて大事だ」と発言した。他の出演者から改憲に向けた議長の重要性を問われて答えた。

現在の大島理森衆院議長については「立派な方だが、どちらかというと調整型だ。野党に気を使いながら審査を促すのも議長の仕事だった」とも語っていた。

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