ドコモ、訪日客もポイント会員に
NTTドコモは29日、同社の手掛ける共通ポイント「dポイント」の会員に訪日外国人らも登録できるようにしたと発表した。これまで会員登録用のサイトは日本語のみだったが、英語と中国語、韓国語に対応した。外国人会員向けのクーポンを用意するなどして登録を促す。主力の携帯電話事業は楽天の参入や値下げなどで収益環境が厳しくなっている。ポイント会員を増やし、会員向けのサービスを充実する。
29日から訪日客や海外に在住する人がdポイントに登録できるようにした。対象は中国や韓国のほか、タイやベトナムなど東アジアや東南アジアを中心とした12の国と地域。今後順次、登録国や地域を拡大する方針だ。国内と同様に無料で登録できる。
dポイント会員になった訪日客らに対しては、ドコモの手掛けるプリペイド式Wi-Fiの1日無料クーポンを提供する。このほか国内のdポイント加盟店で利用できるクーポンも用意するという。
dポイントはドコモとの通信回線の契約がなくても登録ができ、現在7千万人超の会員を持つ。海外では米ハワイやニューヨークなどの飲食店や小売店で利用できるほか、台湾や韓国の小売企業とも提携している。