2019年9月22日(日)

山手線内最大戸数のマンション、東京建物など開発

2019/7/29 15:27
保存
共有
印刷
その他

東京建物などのデベロッパー5社は、10月に山手線内最大戸数の分譲マンションの第1期販売を開始すると29日発表した。1247戸の戸数で入居開始は2023年3月を予定する。価格は未定。首都圏の新築マンション価格は高止まりしている状況で、市場全体では売れ行きは鈍くなっている。物件の魅力でいかに購入意欲を高められるか正念場を迎えている。

地上45階建ての超高層タワーマンションといった3棟の建物で構成される「白金ザ・スカイ」の模型(29日、東京都港区内のモデルルーム)

山手線内最大の住宅戸数1247戸を供給する「白金ザ・スカイ」のモデルルーム(29日、東京都港区内のモデルルーム)

マンションは「白金ザ・スカイ」(東京・港)。東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪」駅から徒歩3分の交通利便性の高い好立地。現在、山手線内に約2020の物件があるが、100戸以下が90%を占めている。1001戸以上は1物件のみで、新宿御苑前駅から徒歩5分の「Tomihisa Crossコンフォートタワー」(同・新宿、1093戸)を上回る。

敷地面積約1万1087平方メートルの再開発で、住友不動産長谷工コーポレーションも参画している。地上45階建て超高層タワーといった建物を3棟建設する。この地区は住宅や工場、事務所が混在し、建築物の老朽化や歩行空間の確保などの課題を抱えている。再開発で敷地内に商業施設や子育て支援施設のほか、住宅とは別の棟に既存の工場や病院を整備する。

広尾や恵比寿、六本木に近く、20年開業のJR「高輪ゲートウェイ」駅から1.5キロメートル圏内に位置する。29日に報道関係者向けに開催したモデルルームの内覧会で東京建物の田代雅実執行役員は「今後さらに発展が見込まれるポテンシャルの高い希少性の高い立地だ」と自信を持つ。現在、30~40代の2~3人家族を中心に約4500件の資料請求があるという。

予定価格は未定で、8月に開くモデルルームの来場者の意見を踏まえ決定する。不動産経済研究所(同・新宿)によると、19年1~6月の首都圏のマンション発売戸数はバブル1992年以来の低水準。6月末時点の在庫は1年前に比べて1070増の7438戸と、売れ行きが鈍く、デベロッパーは在庫販売を優先して新規発売を抑制せざるを得ない状況だ。

下半期(7~12月)は白金ザ・スカイのほか、東京五輪の選手村を活用する「HARUMI FLAG」(同・中央、分譲4145戸)の分譲住戸の1期販売が7月26日から開始したなど、大型案件が出てくる。

(小田浩靖)

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。