がれきに埋もれ妹つかむ シリア空爆、写真に衝撃

2019/7/29 11:17
保存
共有
印刷
その他

【カイロ=共同】内戦が続くシリアの北西部イドリブ県で、空爆で倒壊した建物の下敷きになった5歳の女児が生後7カ月の妹のシャツをつかみ、助けようとする写真が会員制交流サイト(SNS)などで拡散している。現地メディアが28日までに伝えた。女児はその後死亡、妹は集中治療室(ICU)に入っている。痛ましい状況に衝撃が広がった。

 空爆で倒壊した建物の下敷きになったまま妹のトゥカちゃん(右)を助けようとする姉リハムちゃん(中央)。父親(左上)は姉妹に向かって何かを叫んでいる=24日、シリア・イドリブ県(シリア反体制派メディア「SY24」提供・共同)

イドリブ県は反体制派の最後の拠点で、アサド政権とロシア軍による激しい攻撃が続いている。

写真は24日、現地のジャーナリストが撮影した。倒壊した建物の上の方では、父親が姉妹に向かって必死に何かを叫ぶ様子が写っている。

建物はその後さらに崩れ落ちた。姉妹はがれきから救い出され病院に搬送されたが、姉のリハムちゃんは死亡し、妹のトゥカちゃんはICUに。もう一人の姉妹(3)と姉妹の母親も死亡したという。

非政府組織(NGO)セーブ・ザ・チルドレンによると、イドリブ県では6月24日以降の約1カ月間で少なくとも33人の子どもが死亡し、昨年1年間の子どもの死者数31人を超えた。

政権側は4月末からイドリブ県や周辺への空爆を激化。国連によると、市民350人以上が死亡した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]