台湾総統選候補に韓氏、最大野党が正式選出
再選目指す蔡氏と対決へ

2019/7/28 21:24
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【台北=伊原健作】2020年1月の台湾の次期総統選を巡り、対中融和路線の最大野党・国民党が28日に党大会を開き、韓国瑜・高雄市長を公認候補に正式指名した。独立志向を持つ与党・民主進歩党から再選を目指す蔡英文総統と対決する。二大政党の候補が出そろったことで、選挙戦が事実上スタートした。

台湾・国民党の公認候補として次期総統選に出馬することが決まった韓国瑜・高雄市長(28日、新北市内の党大会)

韓氏は公認候補を決める党内予備選の世論調査で、2位の郭台銘氏に17ポイント以上の大差をつけて圧勝した。「庶民総統」を掲げ、経済格差の拡大に不満を抱く層の支持をテコに民進党からの政権奪取を狙う。北部・新北市内で開いた党大会で、韓氏は集まった党員を前に「団結し、無能な蔡政権を引きずり降ろすぞ」と気勢を上げた。

ただ大手シンクタンク、台湾民意基金会の22日発表の世論調査によると、韓氏と蔡氏二人だけが出馬した場合、蔡氏の支持率は45%と韓氏(40%)を上回る。

総統選を巡っては、無所属の台北市長、柯文哲氏の出馬も取り沙汰されている。無党派の柯氏が参戦して三つどもえになった場合は、蔡氏と柯氏の間で票の奪い合いが発生し、韓氏の支持率が蔡氏を約1ポイント上回りトップとなる。選挙の構図がどうなるかで、結果は大きく左右されそうだ。

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